ヒョウタンゴミムシ
生活史  
季節
備考
成虫期
                         
卵・幼虫期
                         
生態特性  
生態系における関わり
食   性:本種は成虫・幼虫ともに夜間、地表を歩き回って他の昆
         虫を餌とする。
食物連鎖:成虫は大型肉食性昆虫類、鳥類やイタチなどの小型哺
         乳類の餌となる。

環境の指標性
 海浜の砂地などに生息することから、砂浜環境の指標性を有している。

保全・創出すべき環境への配慮
保全の配慮点:海岸の砂浜などの生息環境を保全し、さらにオフ
          ロード車やバイクの乗り入れによる撹乱がないよう
          に配慮する。
創出の配慮点:海岸林内で越冬するため、良好な海岸林を創出するこ
          とが重要である。
トピックス  

なし
【分類:節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 オサムシ科】
一般種
国評価  

なし
九州管内評価  

なし
形 態  
大きさ:体長18〜22mm
特 徴:黒色で光沢があり、胸部と腹部の間がくびれたヒョウタン型を
     している。大腮がやや大きめで目立つ。
近似種  
オオヒョウタンゴミムシ
大きさ:体長28〜43mm
特 徴:背面は黒色でヒョウタンゴミムシに似て縦しわがある。また、
     大腮の上面はしわが密で光沢が鈍い。生息地は海岸やそれに
     近い河原などの砂質に生息する。
分 布

北海道、本州、四国、九州
(陸上域の流木や海藻が打ち上げられる付近に生息)
生育場所 ← 陸上域 → ← 潮間帯域 → ← 海 域 →
  • 海浜の砂地、砂利地に生息する。
  • 成虫・幼虫ともに、昼間は流木・海藻の下の砂中や石の下に隠れ、夜に 地表を歩きまわる。