チョウチョウウオ |
生活史 |
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生態特性 |
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生態系における関わり
食 性:海藻や小型甲殻類などを餌とする。
食物連鎖:他の魚類や甲殻類などの餌となる。
環境の指標性
本種は、沿岸の岩礁、サンゴ礁周辺域における環境の指標性を有している。
保全・創出すべき環境への配慮
保全の配慮点:保全すべき環境は沿岸の岩礁、サンゴ礁周辺域であ
創出の配慮点:生息条件として、沿岸における岩礁、サンゴ礁周辺域
などの生息環境の創出を行うことが重要である。
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トピックス |
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- チョウチョウウオ類は、沖縄等から幼魚が海流によって本州に運ばれるが、
水温条件から定着に結びつかない無効分散の死滅回遊を行うことが知られている。
- 本種は最もよく見られる種であるが、その繁殖生態についてはよく知られていない。
- 鹿児島県ではウチワダイ、奄美ではカサビラ、カサブラと呼ばれている。
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【分類:脊椎動物門 硬骨魚綱 スズキ目 チョウチョウウオ科】 |
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一般種 |
国評価 |
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なし |
九州管内評価 |
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なし |
形 態 |
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大きさ:体長20cm
特 徴:体型はほぼ円形、口は小さく細かい糸状の歯を有する。背びれ
はよく発達する。体色は黄色を基調とし、濃色線が体側に水
平に数本ある。若魚には眼を通る黒帯と背びれ後部に黒い円
形模様(眼点状模様)があるが、眼点模様は成長とともに消
失する。
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近似種 |
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トゲチョウチョウウオ
大きさ:体長20cm
特 徴:背びれは後部の一部が糸状にのびる。体色は白色に黒色が交わ
り、尾びれ付近から黄色を呈うすることなどから、チョウチ
ョウウオと区別することができる。
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分 布
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本州中部以南の各地沿岸 |
生育場所 |
← 陸上域 → |
← 潮間帯域 → |
← 海 域 → |
- 沿岸の岩礁やサンゴ礁周辺域に生息する。
- 幼魚は潮だまりにもみられる。
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