ユリカモメ
生活史  
季節
備考
繁殖期
                         
生態特性  
生態系における関わり
食   性:主に魚類やゴカイ類、あるいは昆虫類、死肉、果実
       などを餌とする。地上や水面上の低空を飛び、羽
       ばたきながら餌を捕らえたり、下りて歩いたり、泳
       いだりしながら餌を捕らえる。
食物連鎖:成鳥は猛禽類に襲われる可能性がある。

環境の指標性
 本種は、海岸、河口、干潟などの水辺における環境の指標性を有している。

保全・創出すべき環境への配慮
保全の配慮点:海岸の砂浜、干潟、河口などにおける環境の保全が
          必要である。
創出の配慮点:餌生物の豊富な水辺環境や休息のための広い静水
          面、あるいは安全な中州を創出することが重要であ
          る。
トピックス  
  • 年中群れで生活し、大群になる
  • 猛禽類に対して、上空から擬攻撃を行うことが知られている
【分類:脊椎動物門 鳥綱 チドリ目 カモメ科】
一般種
国評価  

なし
九州管内評価  

なし
形 態  
大きさ:体長40cm
特 徴:雌雄同色。くちばしは細く、足は長い。夏羽は背や翼の上面
     が淡い青灰色、翼の前縁は白く、先端は黒い。頭部が黒褐色
     でくちばしは暗赤色。冬羽は頭部が白く、目の後方に黒褐色斑
     がある。頭上を通って目と目を結ぶ淡い黒線を持つものもある。
     くちばしは赤色で先端が黒い個体もいる。体の下面が淡紅色を帯
     びた個体が時々みられる。
近似種  
ズグロカモメ
大きさ:体長30cm
特 徴:雌雄同色。ユリカモメによく似ているが、ズグロカモメ
     は太くて短い黒色のくちばしを有することで区別できる。
分 布

日本各地(冬鳥として渡来)
生育場所 ← 陸上域 → ← 潮間帯域 → ← 海 域 →
  • 海岸、内陸の水域などの広い範囲でみられる。また、耕作されて水を張った 水田などでもみられる。